漢方療法

男性更年期障害の各症状に対して漢方的な見方をすると、腎(じん)の衰えととらえることができ、加齢による腎の衰えを「腎虚(じんきょ)」と呼びます。
この衰えによって、更年期における色々な症状が現れてくることになります。

漢方療法では、体質や現在の状態で体調を見分けることから始まります。
それぞれのタイプによって、同じ症状でも使う薬が異なります。
セルフチェックで、あなたの体質を調べてみましょう。(※大まかな目安です)

□普段から元気があり、活動的、積極的である
□汗はかきにくい
□筋肉質で、固太りぎみである
□皮膚はつやつやしている
□胃は強いほうで、過飲・過食しても下痢はしない
□夏バテしにくく、寒さにも強い
□声は大きい方である
□便秘ぎみである
□尿量や尿回数が少ない

■あてはまるものが6個以上の方は「実証」
「実証」は体力が充実して、生理機能が亢進した状態。病元まで体内に引き込んでしまうので、不要なものを体外に排出させる薬を用います。
■半分くらい・・・という方は「中間証」
「中間証」とはバランスのとれた状態ですが、自分で不快な症状があるなら、健康とはいえません。
■あてはまるものが4個以下の方は「虚証」
「虚証」は身体が虚弱で、体力が低下し、生理機能が衰えた状態。体の中から必要なものまで出てしまった状態で、不足を補う薬を用います。

男性更年期障害の場合、実証の方は少なく、中間証・虚証の方が多いようです。


男性更年期の症状改善に用いる主な漢方処方

【八味地黄丸(はちみじおうがん)】

症状:ED(勃起障害)、疲労倦怠感、頻尿、残尿感、腰痛、


【六味丸(ろくみがん)】

症状:疲労、尿量減少、多尿、口渇、排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみ、腰痛、ED


【牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)】

症状:手足の冷え、尿量減少、頻尿、口渇、下肢の痛み、腰痛、しびれ


【柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)】

症状:精神不安、動悸、息切れ、不眠、ストレス性のED


【桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)】

症状:疲労倦怠感、不安感、食欲不振、寝汗、手足の冷え、イライラしやすい、ストレス性のED


【釣籐散(ちょうとうさん)】

症状:高血圧、頭痛、立ちくらみ、めまい、


【抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)】

症状:抑うつ傾向が強いとき


【補中益気湯(ほちゅうえっきとう)】

症状:体力の衰え・消耗、虚弱体質、食欲不振、ED、うつ傾向


【加味帰脾湯(かみきひとう)】

症状:貧血、精神不安、心悸亢進、健忘、不眠、寝汗


【田七人参(でんしちにんじん)】

症状:虚弱、貧血、代謝不良、


【高麗人参末(こうらいにんじんまつ)】

症状:疲労感、性機能低下、血液循環不良



【薬酒】

・養命酒:女性向き

・陶陶酒:男性向き

posted by 黄昏おやじ at 21:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 治療法は?
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