男性更年期障害は、加齢による男性ホルモンの低下が原因となっておこる病気です。
その治療法として、低下したホルモンを補うという事が基本的な考え方になります。それが、「男性ホルモン補充療法(HRT)」です。
男性ホルモンを投与することにより、血中の男性ホルモンの値を正常に戻すことができます。
効果として、
・筋力、筋肉量のアップ
・体脂肪率の低下
・めまい、ほてり、発汗症状の改善
・うつ症状の改善
・性欲、勃起能力の改善
・精神状態の改善
・健康感(元気が出る)の改善
などが挙げられます。
男性ホルモンの投与法は、筋肉注射と内服薬との2種類あり、使用量や使用間隔、使用期間はケース・バイ・ケースになります。
副作用の可能性として、主に、
1)前立腺ガンの進行
ホルモン補充療法の際には、必ず前立腺ガンの疑いがないかの検査が行われます。
検査は血液検査(PSA)・直腸診があり、治療中にも定期的にPSA値の測定が行われます。
2)多血症
男性ホルモンは赤血球を作る働きがあり、男性ホルモン補充療法により、血が濃くなり過ぎてしまう場合があります。
そうなると、血がドロドロになり、固まりやすくなって、血栓症の心配が出てきます。これも定期的に血液検査がひつようになり、場合によっては、血を抜き取る治療がほどこされます。
治療期間中は、脱水状態にならないように、充分な水分補給や献血なども良いとされています。
3)睡眠時無呼吸症候群
4)肝機能障害
5)精巣機能の低下
6)乳房の女性化
などが、あげられます。
こう書いてしまうと、何かとても怖い治療のような感じを受けてしまうのですが、副作用に対しては、定期な検査による確認や診察時、医師に対しての質問・報告等により、あまり心配するようなことは無いようです。
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